ほのかにアートな東京ライフ。都内でわさわさ働くまりもの日記。趣味は海洋生物、フランス系芸術、音楽、写真。Copyrigt-©lamusique All Rights Reserved. lamusique@excite.co.jp


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万葉集――酒を賛むるうた

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朝露を宝石のようにまとう葉の美しいこと。
昨夜の豪雨が残した一寸の贈り物。




あの人が酒を浴びるように飲み、そのうち話のつじつまが合わなくなってくるのは非常に良くないと思ったので、脳みそのことを考えて少しはひかえるようにとたしなめてから床についた。この日も、いつもの通り寝物語にと枕元においてある万葉集をひらいてみると、「賢しみと物いふよりは酒の見て酔泣きするしまさりたるらし」(賢者ぶってものを言うよりは、酒を飲んで酔泣する方がましであろう)というウタに出会い、思わず苦笑した。

「生者ついひもし塗るものにあれば今の世なる間は楽しくをあらな」(生きているものは、ついには死ぬものであるから、この世に生ある間は楽しくありたいものだ)――これもまた酒を賛むるウタとして紹介されていたが、この際酒でなくともなるほどと勇気付けられる一首であると思った。
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by lamusique | 2009-07-20 06:08 | 読書