ほのかにアートな東京ライフ。都内でわさわさ働くまりもの日記。趣味は海洋生物、フランス系芸術、音楽、写真。Copyrigt-©lamusique All Rights Reserved. lamusique@excite.co.jp


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踊るなら。

スペイン領であった国に長く住んでいたせいか、ラテンのリズムには身震いするような戦慄を覚える。ギターの音、バンドネオン、正確なリズムを刻む手拍子、力強い掛け声を聞くと、背中から首筋にかけてぞくぞくとして、このまま音と情熱の渦に飲み込まれてラテンの地へ連れ去られてしまいたいと思う。

実は随分と昔から興味はあったのだけど、最近とみにラテンダンスを踊りたいと思うようになった。しかし、踊りには苦手意識がつきまとってどうも踏ん切りがつかない。

おさない時に母のたっての願いでバレェを習い始めたものの、スキップが出来ないという運動神経の悪さから(+ゲイの先生の真っ青なアイシャドゥが美意識にあわなくて)すぐに止めてしまったことがトラウマとなっている。

妹が数年遅れでバレェデビューし、ふわふわのチュチュを揺らしながら飛び跳ねたり足を曲げたりしているのを素敵だと思いながらも、私自身はどうしてもその世界に足を踏み入れることがなかった。スキップができないなんて格好悪い上に恥ずかしいのだ。

しかして昨今、恥らい深い乙女はもはや恥じも外聞もない妙齢のお姉さんとなり、いよいよ運動音痴を気にせず踊りを習おうという気になっている。習うならどちらにしよう。

たとえばフラメンコ。


ああ、やはりこれ。この旋律。狂おしい表情。情熱を確かめるように力強く足で刻まれるリズム。(足が短くなりそう)

たとえばアルゼンチン・タンゴ。


どちらも魅力的だ。

でも、踊るなら、タンゴがいいかな。

互いの足並みを揃えながら少しずつ前にすすむ、ときに交差させて、丸く寄り道を描いてはまた進む。音楽を聴きながら、互いを見つめながら、リズムで言葉を交わしながら二人のダンスを描く――。願わくばこれからの人生を、そうやって素敵に生きていきたい。
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by lamusique | 2010-02-28 22:50 | 読書