ほのかにアートな東京ライフ。都内でわさわさ働くまりもの日記。趣味は海洋生物、フランス系芸術、音楽、写真。Copyrigt-©lamusique All Rights Reserved. lamusique@excite.co.jp


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芸術は可能か。

こんにちは、ルッコラを齧りながらこれを書いています。
ルッコラってやつは、爽やかなグリーン系の体を備えながら、香ばしいゴマの風味と苦味を発散しているから不思議です。


さて先日、森美術館で開催中の「芸術は可能か!?」展を観にゆきました。
芸術は可能か――というもっとも古典的な問いかけの前に展示される近代芸術作品に何を思うか、は人それぞれ。そんなこと言っちゃあ元も子もないんですけども、音・映像を用いて観客とのインタラクティブな関係を築こうと試みる展覧会はやはり面白いと感じます。


そういえば、展示物の一つに古今東西に名をはせる著名な芸術家が「芸術とは何か」について言及するボードがあり、想像通りというか例に漏れずというか、MONEYについて物言う世界の村上の言葉を発見したときには、思わずフランス人の友人とともに「AH‐VOILA(ああ、ほらねー)」の声を漏らしました。

村上氏しかり、水玉世界の巨匠しかり、アートを非常に上手にお金にかえるなあと関心するわけです。彼らの作品には、アパレルブランドや洒落た乗用車とコラボしてもそのアイデンティティを損なわない括弧たるアイコンが備わっていて、また複製しても視覚的に劣化しないという点においても優れた複製アート(と読んでもよいのか)の条件をきっちり満たしている。

私の個人的な思いは別として、非常に現実的な話、お金が動かないと芸術は動かないと思います。昨今ではサザビーズなどで取引される超高級アートが新たな投資品として富裕層の間で注目されているわけですが、今回の展覧会を見る限り、多額のお金を動かさなくても、新しい発想と、それを発表する空間さえあればどんな芸術も芸術として存在することがやはり可能なのだと確信しました。ある意味では村上の意見には真っ向から反対してしまうわけですけれども、しかしまずは人間の生み出す新たな創造物、若い人間のほとばしる感性に期待して、これをマネージするという手腕(お金になるかどうか)については公的機関やビジネス界から画期的な方策が示されるのを待ちたいと思います。(ルッコラ食べきったぁ!)

お次は、東京現代美術館の「フセイン・チャラヤン ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅」展に足を運びます(・∀・)。
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by lamusique | 2010-04-04 19:41 | 美術館めぐり